Microsoft 365 Copilotとは?
Microsoft 365 Copilotとはエクセルやワード、パワーポイントなどのMicrosoft製品に追加されるAI機能で、このバックグラウンドでは話題のChatGPTの最新言語モデルであるGPT-4が搭載されます。
多くのビジネスパーソンは日ごろからMicrosoftのアプリケーションを利用しているものと考えられますので、この新機能を使いこなすことで、劇的な業務効率化が見込まれます。
Microsoft 365 Copilotはいつから使える?
Microsoft 365 Copilotは日本時間3月17日に発表されたばかりの機能であり、実際の利用開始日などについては未だ情報はありません。
これは個人的な願望を多く含んだ推測ですが、昨今のAI界隈の進化の早さを踏まえると、数か月以内にはリリースされるように思います。
ただし、多くのAI関連プロダクトがそうであるように、Microsoft 365 Copilotに関しても、最初は英語圏のユーザー(具体的には米国)に対して公開され、その後続々と英語圏以外の地域にも対応していくのではないでしょうか。
今後、本機能のリリースに関し、詳細な情報が入り次第、随時更新していきます。
Microsoft 365 Copilotを利用するには?
Microsoft 365 Copilotを利用するには、言わずもがなですが、Microsoft 365のサブスクリプションを購入する必要があるのではないでしょうか。
Microsoft 365の各種アプリケーションを個人で使用する場合、月額1,284円からのようです。Chat GPTにおいて、最新言語モデルであるGPT-4を利用するためにはPlusに契約し、月額20ドル(=2,600円程度)かかることから、この金額で同等のモデルを利用できるのであれば、かなりおトクなのではないでしょうか。
法人向けであれば、Microsoft 365 Business Basicプランで月額650円からMicrsoft 365のサブスクリプションが可能なようです。
Word、Excel、Powerpoint、Outlook、Teamsに加え、AccessやPublisherを使いたい場合はMicrosoft 365 Business Standard(月額1,360円)、加えて追加のセキュリティ対策をしたい場合は、Microsoft 365 Business Premium(月額2,390円)が選択肢に上がるのでしょうか。
チャット及びWeb会議ツールであるTeamsの使用を想定しない場合、Microsoft 365 Apps for business(月額900円)も選択肢に入るでしょう。
なお、Microsoftのアプリケーションには買い切り版である”Office Personal 2021″などのパッケージもありますが、パッケージ名に”Microsoft 365″とついていないことから、Microsoft 365 Copilotの機能が含まれないものと考えられます。
新しくWordやExcelなどのアプリケーションの購入を考えている人は、Microsoft 365 Copilotに関する続報が出るまでは、サブスクリプション版で当座を凌ぐのが良いかもしれません。
Microsoft 365 Copilotを使いこなすには?
Microsoft 365 CopilotではあたかもAIとチャットするかのように、AIにやってほしいことを指示しています。このAIに出す指示のことを”prompt(プロンプト)“と呼び、時にはとても複雑怪奇な文字列の並びになることから、日本語では呪文なんて呼ばれ方もしています。
この上手な呪文の唱え方を”prompt engineering(プロンプト・エンジニアリング)“と呼び、chatGPTなどの大規模言語モデルやMidjourneyなどの画像生成モデルがリリースされてから、盛んに研究が行われています。
上手な呪文の唱え方については別の記事で触れるとして、今回はこうしたノウハウがMicrosoft 365 Copilotの利用においては重要になることを覚えておきましょう。
まとめ
- Microsoft 365 CopilotはAIを用いた新機能で、作業効率の大幅上昇が期待できる
- Microsoft 365 Copilotのリリース日は未定。おそらく数か月以内と予想(随時更新します)
- Microsoft 365 Copilotの利用には、Microsoft 365のサブスクリプションが必要?
- Microsoft 365を使いこなすには呪文を巧みに唱える魔法使いになりましょう
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